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乾燥工程での成形不良 原因と対策
みなさん、こんにちは。haruです。

樹脂【原料】乾燥工程での成形不良についてその原因と対策。

前回の書き込みで、プラスチック射出成形における樹脂【原料】の構造を掲載致しました。
【樹脂内部構造と吸湿プロセス】です。
樹脂【原料】はどの様な構造で、どの様に吸湿するのかを出来るだけ簡単に解説させて頂きました。

一般的に樹脂成形で、乾燥不足に対しては非常に気を使っている事が多く樹脂の乾燥不足による成形不良【シルバー】【フラッシュ】は、昔から知られている成形不良現象の一つです。

乾燥機自体も熱風乾燥機→除湿乾燥機→減圧乾燥機→窒素乾燥機と進化してきております。

乾燥機の進化の背景には、樹脂【原料】の進化が必ず控えております。

射出成形で使用される樹脂【原料】も10年前に比べ非常に多くの種類が各メーカーより開発・販売されており、近年の環境問題に対して使用樹脂【原料】に対する規制等が厳しくなり新たな樹脂【原料】が開発されるパターンが今日の成形をより難しくしております。

樹脂【原料】が難しくなればなるだけ樹脂【原料】が起因する成形が難しくなり、成形不良の原因とその対策が複雑化している事は、今日の成形工場ではみなさんが実体験されている筈です。

昔の様に水分率だけを管理すれば良い時代では、無くなりつつあります。

熱風乾燥機で乾燥しても成形不良が無くならない為に除湿乾燥機を使用されている筈です。

熱風乾燥機の場合、大気【空気】の状態が乾燥能力に比例されます。
大気【空気】を取り込み樹脂から水分を脱気させる吸着剤として、乾燥タンク内を循環させる為です。

通常、樹脂【原料】乾燥は温度×時間で管理されている為、時間の経過で乾燥出来ている筈だと思ってしまいます。

大気の状態で、雨の日と晴れの日では大気【空気】の状態が変わります。

日常に置き換えれば、晴れの日に洗濯物が乾く時間と雨の日に洗濯物が乾く時間は同じでしょうか?


熱風乾燥機の問題点は、大気【空気】を取り込み利用する為大気【空気】の状態により乾燥能力に差が出てしまい乾燥不足による成形不良が発生すると言うプロセスが成立致します。

熱風乾燥機を使用されている場合、大気【空気】の状態にご注意されれば成形不良を低減する事は可能です。

樹脂【原料】構造と吸湿プロセス〜熱風乾燥までを繋げて説明させて頂きました。

成形は、非常に奥が深いですので少しずつ掲載させて頂きます。




| haru | 成形技術 | comments(3) | trackbacks(0) |
Comment
2009/04/28 10:51 AM posted by: haru
みなさん、こんにちは。
haruです。

先週、フィリピンで成形不良改善セミナーを開催させて頂きました。

日系以外の企業からもたくさん参加頂き、2日間で200名・ローカルスタッフが全体の70%でした。

現地の方がこれ程、熱心に受講されるとは驚きました。

セミナー後、質問される内容も国内以上に熱心で感動致しました。

射出成形における成形不良改善は、世界共通のテーマだと再認識させて頂きました。


お忙しい中、ご参加頂きました全ての皆様に感謝しております。

ありがとうございました。

特にフィリピンでは、樹脂乾燥に配慮下さい。

突然の雨で、大気の状態が樹脂乾燥に影響を与えます。

宜しくお願い致します。


2009/04/30 2:37 PM posted by: makoto
先日はどうもありがとう御座いました。
とてもためになるセミナーでした。
また機会がありましたら、ぜひ開催して下さい。参加したいと思います。
2009/05/11 11:16 PM posted by: haru
makotoさん、こんにちは。
喜んで頂き、海外で成形不良改善セミナーを開催して良かったです。


日本語の成形不良改善セミナーと英語での成形不良改善セミナーを行いました。
少し内容も変えましたが、私に取っても良い経験になりした。


makotoさん、頑張って下さい。

応援しております。


いつも海外の情報を送って頂いておりますkatoさん、感謝しております。


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