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【樹脂内部構造と吸湿プロセス】【成形 基礎技術編】
【樹脂内部構造と吸湿プロセス】【プラスチック射出成形 基礎技術編】

成形を考える上で、樹脂と吸湿のメカニズムを考慮して最適な成形を実践下さい。

使用樹脂が起因する成形不良の中で、樹脂乾燥と使用樹脂との関連性を考慮する事で成形不良【樹脂乾燥不良 シルバー・フラッシュ】を未然に防ぎ、成形コントロールする事でコストダウンを図る為に樹脂内部構造と吸湿プロセスの基礎知識を簡単に説明致します。

【樹脂内部構造】

樹脂内部には無数の毛細管が形成されており、毛細管の直径と水の分子の大きさの
関係性より【樹脂内吸水】と【樹脂表面凝縮】の2つの水分吸湿が考えられる。

【樹脂内吸水と樹脂表面凝縮】

【吸湿性樹脂】PA・PC・PETに代表される材料。

吸湿性の樹脂は水分を常に大気とやりとりしています。
樹脂袋を開封後、大気の影響を受け吸湿が進む事から開封後の樹脂管理環境
に注意が必要。

樹脂内部に形成されている毛細管の直径は、水の分子よりも大きい為水分は毛細管の中に入り込む事が出来ます。樹脂は毛細管の中に一定量の水分を保持しており、乾燥環境では水分を放出・水分の多い環境では吸収され樹脂表面にも表面凝縮された水分も存在する事が考えられます

【吸湿性樹脂】は、【樹脂内吸水】と【樹脂表面凝縮】の2つの吸湿プロセスを考慮して、最も適した樹脂管理と樹脂乾燥方法を選択する必要があります。



【非吸湿性樹脂】PE・PP・塩ビに代表される材料。

非吸湿性の樹脂は樹脂内部に水分は入り込めません。
樹脂内部に形成されている毛細管の直径は、水の分子よりも小さい為水分は毛細管の中に入り込む事が出来ませんが、樹脂表面にも【表面凝縮】された水分も存在する事が考えられます。

非吸湿樹脂は、水分の多い環境では【樹脂表面凝縮】の吸湿プロセスを考慮する必要がある為、樹脂管理環境に注意が必要。

通常、乾燥しないで成形される場合、大気の状態と樹脂管理状況を考慮する事が必要である。

【乾燥機の選定には、十分考慮して成形不良を未然に防ぐ機種を選択下さい。】
| haru | 成形技術 | comments(0) | trackbacks(0) |
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