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プラスチック射出成形 成形不良現象 糸引き・ハナタレ不良改善・対策方法
プラスチック射出成形 成形不良現象 糸引き・ハナタレ不良改善・対策方法

減圧距離【サックバック量】と減圧速度【サックバック速度】設定方法

減圧距離はスクリュを強制的に後退させてシリンダー内の圧力を減圧します。

減圧する事で離型時のハナタレと糸引きトラブルを防ぎます。

【減圧距離の設定】
樹脂粘度の高い場合は少なく、粘度の低い場合は大きく設定します。

【減圧速度の設定】
減圧速度はスクリュを強制的に後退させる時の速度設定です。
後退時に空気の巻き込みを防止する働きがあります。
減圧距離が大きく減圧速度が速いと成形不良【シルバー・フラッシュ・銀条】が発生します。

【この様な説明が一般的なサックバックの解説になります】

私も、【ノズル先端温度を下げる】【サックバック量を増やす】を
当たり前に思ってきましたし、たしかに糸引き・ハナタレ対策になります。
しかし、コールドスラグ・エアー巻き込み・シルバー等の問題点もありました。
サックバック量を増やして糸引き・ハナタレ対策を減圧で、解説されておられる
場合が多いです。

糸引き・ハナタレは熱履歴による物性低下だと仮定した場合、減圧しても粘度は変わらない流れを変えられないと考えておりました。

【ではどうして糸引き・ハナタレをサックバック【減圧】で対策出来たのか?】

サックバック量を大きくする事で大量の空気を吸い込み、熔融樹脂が空気にふれる部分【面積】が多くなる事で熔融樹脂温度自体が下がります。
熔融樹脂温度が下がり固まるイメージです。

ノズル先端温度を下げる対策方法もこれと同じ効果を狙った対策です。
弊害としてコールドスラグ増大・エアーの巻き込み【シルバー・ボイド・気泡】等の不良原因・トラブルになります。

交流会ではこの様な体験談を中心に成形をいかに考え成形不良を改善・対策するのかを話し合い解明していく事を目的としております。
是非、ご参加下さい。

| haru | 成形技術 | comments(1) | trackbacks(0) |
Comment
2008/09/25 2:11 PM posted by: haru
皆さん、こんにちは。
サックバック量設定の件で、以前より不良改善講習会に参加されておられる方より面白いデーターを見せて頂きましたので、報告させて頂きます。
サックバック量の設定にも最適な条件があるのではないか?
サックバック量を大きく取りすぎるとボイド・気泡の巻き込み等の問題が懸念されシルバー・フラッシュの成形不良が発生してしまいます。
サックバック量が、少なすぎても糸引き・ハナタレの成形不良が発生してしまいます。
ランナー形状・成形条件等にて、最適なサックバック量が存在するのか協力頂いております方々にサックバック量設定を変えながらデーターを取って頂いております。

かなり面白いデーターが確認出来ると思います。
皆さんもお試し下さい。

青森の皆さん、ありがとうございます。

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