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プラスチック射出成形 不良現象 滞留樹脂
みなさん、こんにちは。
haruです。
長期間成形不良対策の為、出張しておりご無沙汰しておりました。
今までは東日本地区を中心に活動しておりましたが西日本区からもご依頼がかかり全国を不良改善行脚をしておりました。

今回は、【滞留樹脂による異物不良現象】についてコメントします。
ノズル先端付近特に計量後の熔融樹脂の中には、滞留していた樹脂も含まれております。
成形品にマーブル模様の様に色むらが発生している現象も滞留時熱履歴を受け続ける為、変色した樹脂が、通常流れていた流動に巻き込まれて射出される為だと考えられます。
クッション量として残った樹脂も滞留樹脂になります。

滞留樹脂が原因で発生している異物【黒点・茶点】コンタミ・色むら等の不良対策として、パージする事での対応が最も一般的です。
シリンダー内に滞留して積層した滞留樹脂・炭化物をシリンダー外に排出する目的で使用されます。

【積層した滞留樹脂・炭化物を排出させるパージ対策】としては、高粘度・低速パージをお勧め致します。
プロセスとしては、異物・色むら成形不良が発生。【そのままの樹脂で】
          ↓
パージ作業を開始。
\形機スクリュー回転数を量産成形時より下げる
【せん断熱が下がる為、熔融樹脂は高粘度化】

低速で射出を行う。量産成形時より低速射出【積層している部分をゆっくりコソギ取る】
          ↓
パージダンゴを確認。【積層していた滞留樹脂・炭化物が排出される】
          ↓
通常の成形を開始。【異物・色むら成形不良を確認】

【ポイント】
熔融樹脂粘度を変える高粘度化【粘度変化】
低速射出 【流れを変える】
現状より良品成形期間が延びるケースが多いです。
異物・色むら成形不良率を0%にする事は出来ませんので改善ではありませんが、少しでも良品成形を持続させる方法としてお試し下さい。

プラスチック射出成形 不良現象と発生原因を想定して、不良対策・改善をあらゆる方向からアプローチする事で、【ひとつのアイデアとして】ご提案致します。

更に良い方法が御座いましたら【ひとつのアイデアとして】書き込み下さい。





| haru | 異物不良・パージ材対策 | comments(1) | trackbacks(0) |
Comment
2008/07/03 12:03 AM posted by: iwa
お疲れ様です。
iwaです。
haruさんの考え方に賛成です。

先日、バルブゲートのトライに、あるホットランナーメーカーへ行きました。
意地悪トライで色替えを実施させてみましたが、やはり低速で射出した方が明らかに早いです。
高速ですと中心部の流れやすいところばかり流れているイメージです。
お試し下さい。
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