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飢餓供給技術
【飢餓供給技術】

1.なにそれ?
飢餓供給とは、樹脂溶融時に、成形機シリンダー内にて発生するガスを、計量中の樹脂内に出来るだけ混練させない様に、

(1)シリンダー後部に脱気させる
(2)溶融密度を安定させる
(3)流動粘度を均一化する

といった方法によって、成形条件でのコントロールをより明確に行うものです。

2.注意することは?
可塑化過程での溶融時発生ガスの混練に対して有効なシステムになるので、滞留時に発生する熱分解ガスがサックバックされたノズル部空間内にたまった場合、このガスを脱気させる事は難しくなります。あくまで溶融時のガス対策システムと言うことですね。

3.例えば?
金型ランナーゲート通過時のガス逃がし加工と併用させる事で、積極的ガス不良対策が行えます。
数社から様々な飢餓供給装置が販売されておりますが、樹脂の種類・ゲートの種類・金型構造・成形条件を考慮して選定する必要があります。


分解ガスが要因となって成形不良・金型メンテでお困りでしたら、是非一度、お試し下さい。

また何か御意見・御質問、そして御助言頂けれ幸いです。
| haru | 不良低減装置紹介 | comments(4) | trackbacks(0) |
Comment
2007/05/29 11:37 PM posted by: iwa
みなさんお疲れ様です。
飢餓供給装置ですが、導入の際2社からそれぞれ3週間借りてテストしました。
H社のEとN社のHです(分かりますよね)
結論から言っちゃいますと、どちらも大きな差はありません。
Eの長所は、分解清掃がHより断然楽です。
又、供給部から真空ポンプで吸引しているので粉取りも行えます。
Hの長所は、飢餓供給の状態がカメラで見える、Eと比較すると圧倒的に安い!といったところです。
とにかく飢餓供給をやりたい!のであればHでも十分だと思います。(安い方がいいですよね)
それと、この手の装置で「乾燥不要」と宣伝していますが、PAで試したところ本当でした。
使い方を間違えなければ効果はあります。
2007/06/04 6:48 PM posted by: 亀吉
今日も1日お疲れ様でした
iwaさん飢餓供給装置の情報ありがとうございます、この手の装置は実際に使用している方の生きた情報が本当にありがたいですよね
結局iwaさんはHを導入されたのですか?今ほかの樹脂でも使用されていますか?計量時間等の成形条件は大きく変更する必要はありますか?等々非常に興味がありますよろしかったら教えてください!
2007/06/04 7:36 PM posted by: haru
皆さんお疲れ様です。
haruです。
iwaさん・亀吉さんこんにちわ。
成形不良に関して色々な技術が開発されております。
飢餓供給装置に関して、以前東京大学で行われております可視化シリンダーでの溶融時の映像を見ております。
実際、シリンダーの側面に石英のガラスをはり溶融時の可塑化過程を目視にて確認すると言う研究です。
シリンダーが一杯にならない様に原料供給を制限致しますので、計量時間は必ず延びます。
ただし冷却時間内に計量が終わればサイクルUPにならないですので、計量時間と冷却時間に差があれば飢餓供給は効果的です。
成形条件も少し変更した方が効果的です。
飢餓供給を使用する場合、成形条件・金型構造・使用樹脂等を詳しく調べる必要があります。




2007/06/05 12:46 PM posted by: iwa
こんにちわ、iwaです。
亀吉さん、私のところではEを導入しました。高価ですが、作業性を取りました。
現状使用しているのは、PA、PA6T、PPS、PBTです。成形条件等はharuさんのおっしゃる通りです。
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