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シリンダー温度設定による不良改善
みなさん、こんにちは。

成形不良【ガス対策】【糸引き】【ハナタレ】【シルバー・フラッシュ】等の改善対策方法として、【最適シリンダー温度設定方法】を掲載させて頂きました。
多くの方がブログを見られて実施対策されたコメントが数多く掲載されております。

不況の中、お金を掛けずにいかに成形不良を低減出来るかが重要になります。
今まで量産に追われておられた方は、成形条件の見直しにご検討下さい。

今回は【最適シリンダー温度設定の応用編】として、計量の安定を掲載させて頂きます。

シリンダー温度設定の後部の温度を下げて、樹脂に掛かる熱履歴を低減する事が【最適シリンダー温度設定方法】の基礎になります。
この基礎の考えは、樹脂に対する熱履歴が原因の成形不良に対して効果を発揮致します。

ただしあまりにもシリンダー後部温度設定を下げられると計量時間の著しいバラツキを経験されたと思います。

計量時間のバラツキは、熔融密度の不安定をもたらす可能性がありますので安定成形とは言えません。

熔融樹脂は分解【ガス化】低粘度化させたくないが、計量時間のバラツキはせん断熱の掛かり方が不安定になる為、クッション量のバラツキに繋がります。

全般的に成形不良が多い製品は、計量時間のバラツキとクッション量のバラツキが確認出来ると思います。

メルトコントロールが出来ていませんので、成形条件で成形不良を直してもすぐに成形不良が再発する経験を多くの方がされていると思います。

【最適シリンダー温度設定方法】で熱履歴が原因の成形不良【ガス対策】【糸引き】【ハナタレ】【シルバー・フラッシュ】等を改善された後で、計量時間がバラツク場合はシリンダー後部の温度設定を5℃〜10℃上げてみて下さい。
少し温度を下げすぎた事が問題になります。

中には、以前の温度設定より20℃下げられ【糸引き】【ハナタレ】等の成形不良が改善されたが、計量時間がバラツキ・クッション量もバラツクと相談されました。

温度設定を5℃〜10℃上げてみて下さいと回答させて頂き、【糸引き】【ハナタレ】のトラブルを対策しつつ計量時間のバラツキ・クッション量のバラツキを対策された事例も御座います。

通常成形の場合でも、【計量時間のバラツキ】【クッション量のバラツキ】でお困りの場合シリンダー後部温度を5〜10℃上げて様子を見て下さい。

成形条件で成形不良が少しでも対策出きれば幸いです。
| haru | 成形手法関係 | comments(4) | trackbacks(0) |
シリンダーの最適温度設定
【最適なシリンダー温度設定】

1.なんで?
シリンダーの温度設定が高い場合、溶融樹脂滞留過程にて熱分解性のガスを発生させる可能性がある為、現状の成形条件にて充填可能な流動抵抗の確認を行う必要があります。
シリンダーの内熱分解ガスが不良の要因になっている場合、この方法で成形品外観に反応が確認出来ます。

2.方法
(1)現在の成形条件がベースになる為、下記「例」の様なベースデータを作成。
   例: シリンダー温度(度) 200・215・215・200・☆190
      充填時間 3.0 sec

(2)ここで、注目するのは☆マークの、シリンダー後部温度です。この温度設定を、今回の場合は例えば180度に設定します。

(3)油圧機の場合は充填時間、電動機の場合はピーク圧にそれぞれ変化があるかどうかを確認。

(3)A:変化が無い場合
   既に充填可能な流動粘度になっており、190度設定の場合は、熱分解ガスを発生させる条件になっていたと言える。
   B:変化が有る場合
   充填不可能な流動粘度になっており、190度設定が最適と判断できる。

   ※成形品にて、確認お願いします。ショートになっていないか確認下さい。
   ※流動粘度が不足している場合、成形品ショートになっている状態が確認できます。

(4)Aの場合、更に温度を170度に変更し、上記同様のプロセスを、変化が起こるまで温度を下げて繰り返す。

(5)充填時間に変化が出た場合、その設定が限界温度になる!!

   つまり、

   『一つ前の設定がその金型における、最適な温度設定となる。』


熱分解ガスが要因となって、不良でお困りの方は是非、一度お試し下さい。

ご意見、お待ちしています。
| haru | 成形手法関係 | comments(35) | trackbacks(0) |